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【子どもと美術館】初心者でもわかる楽しみ方!マナーから準備まで丁寧に解説!

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美術館は何歳から行ける?

小さな子どもには難しいと思っていませんか?

じつは子どもからシニアまで楽しめる魅力満載、美術館はみんなが集まる身近な場所として変わり始めています!

おやこ

アート鑑賞は教養や感性を育み教育に良いって聞くけど、子供が騒いだり飽きたりして難しそう

美術館・博物館は心の豊かさにつながるといわれる文化的教養が身につき、学習意欲や論理・科学的思考・コニュニケーション能力の向上によいことが多くの研究で示されています。

しかし美術館は敷居が高く感じ「子どもを連れて行くのは不適切では」と不安な方も多いです。

imako

私も初めは不安でしたが、博物館学を学び実際の美術館の方針を知り、子どもが3歳の時からおやこで美術館を楽しんでいます

  • この記事では、初めて子供と美術館へ行く人でも安心して楽しめるように、美術館のマナーから準備まで丁寧に解説します。
  • 子供と美術館へ行く時の不安を解消し、美術館で得られるメリットを知ってたのしい学び体験をしてみませんか!
Contents
  1. 何歳の子どもでも美術館に連れて行っていい!
  2. 美術館が教育に良い理由
  3. 美術館で守りたいマナー
  4. アート鑑賞の方法とは!?
  5. 子連れ美術館のまわり方・楽しみ方
  6. 親子でアート鑑賞するメリット・効果
  7. 子どもと一緒に楽しむ美術館のコツ
  8. ミュージアムショップを楽しもう
  9. 子連れ美術館を楽しむ方法まとめ

何歳の子どもでも美術館に連れて行っていい!

美術館は誰でも利用できる教育・コミュニケーションの場

美術館 子ども向けサービス キッズスペース 授乳室 バギー・車椅子貸し出し
おやこ

特別なイベント以外は乳児や未就学児は遠慮したほうがいいのでは?

おたまじゃくし(子ども) 画像

約70年ぶりの博物館法改正や文化芸術基本法で「文化芸術の固有の意義と価値を尊重しつつ、観光、まちづくり、福祉、教育、交流など幅広い役割」を果たすことが求められました。

imako

文化と地域をつなぐ役割がある美術館はママや乳幼児もウェルカムな施設

車椅子カエル画像

美術館では乳幼児の来館を想定し、授乳室やオムツ替え設備・バギーや車椅子の貸し出しがあるところも増えています。

子ども向けワークショップやキッズスペースでアートの絵本を楽しめる美術館もあります。

すぐに美術館のマナーを知りたい方はこちら

美術館が教育に良い理由

imako

本人が意識せずとも経験した学習の効果は大人になってからも続くんです

事前に作品に触れる体験をしていると学校で得る知識を、より深く探求するきっかけになります。

アートは歴史そのものともいえ歴史への興味、数学、科学とのつながりも深いだけでなく、コミュニケーションを養えるメリットがあります。

親子でアート鑑賞するメリット・効果(アート鑑賞で育まれる力)を先に読む

美術館で守りたいマナー

マナーを守り「作品の保存」に貢献してみんなでアートを楽しみましょう。

美術館に行く前・展示室に行く前に
準備したいこと:見出し写真
  1. 大きな荷物やコートはロッカーに預ける(傘は傘立てを利用する)
  2. 鉛筆以外の筆記具は持ち込みNG(シャーペン、消しゴムも不可)
  3. お花や種子などを持ち込まない
  4. アクセサリーや靴など音の響くファッションは避ける
  5. 匂いのきつい香水などのファッションも避ける
  6. 羽織りものなど体温調節のできる服装が良い
  7. 再入場できない展覧会も多いのではじめに確認して準備する
  8. トイレを先に済ませておくと鑑賞に集中しやすい

鑑賞時は作品と展示室に影響を与えないように心がけます。

筆記具のシャーペンは芯が折れて飛んでしうことがあるのでNG。

害虫やカビの影響を与えないように食べ物や種子は持ち込まない。

imako

鑑賞時の「お願い」は入り口に出ています

寒がりうさぎ 画像

展示室は作品保護のため、照度(光)・温度・湿度を調整しています、寒さを感じやすい方は、ロッカーでコートを脱いだ後も温度調節できる羽織物があると便利です。

(ロッカーは100円硬貨が戻ってくる無料タイプの美術館がほとんどです)

imako

準備ができていると鑑賞に集中しやすく、楽しみやすい!

鑑賞中に気をつけたいこと

  1. 作品や展示ケースには絶対に触らない
  2. 作品の間近でしゃべらない大声・騒音を出さない
  3. 手荷物を振り回さない
  4. 壁にもたれたり、手をつかない
  5. 携帯電話やスマートフォンで通話しない
  6. 音の鳴るものはマナーモードに設定する
  7. 撮影OKの明示が無い場合は撮影禁止(撮影可能な展示も増えてきました)
  8. 飲食しない(飴やガム・タブレットなども口に入れたまま鑑賞しない)
  9. 走らない
  10. 人を押さない、割り込まない
イノシシがカエルににあたる 画像

自分が直接作品に触れなくても人に当たりその方が作品に触れてしまうことも。

くしゃみで口の中のものが飛び出し作品に付くこともあるので、飴などを食べない。

大きすぎる声でなければ、会話をしても大丈夫です。(他の方の鑑賞に影響がないよう配慮)

imako

鑑賞する人も方法も様々、基本的なルールを守っていれば過剰に心配しなくて大丈夫

子どもの集中力が切れたら、展示室の外で一休み!

アート鑑賞の方法とは!?

マナーを理解したところで、次はアート鑑賞の方法を簡単にお伝えします。

おやこ

アートや美術に詳しくないから見るところがわからないし、正直アートって難しそう

アートには「正解」も「間違い」もない

アートには「正解」も「間違い」もない見出し画像
おやこ
  • 正解がないならなにを見るの?
  • テクニック・技法とか??
imako

作品の技巧を見ることも楽しみの一つですが

写真が登場した後の絵画(アート)は、写実の素晴らしさは写真に任せ

目には見えないものを表現する役割が大きくなりました

解釈や理解に間違いはないので、「こんなふうに思うのおかしいかな?」という心配もご無用。

アート鑑賞の方法:見えないものを見る

ピカソ 作品

アートには時間・空気感・感情など目に見えないもの、時代によっては罰せられてしまうような言葉にできない考えも、視覚化できる機能を持っています。

アーティストは作品を通して今までにない視点で、思いを訴えたり問題提起しています。

感情アイコン画像

アーティストさえも訴える「もの」が明確でない作品まであります。

見る側は作品を見たことで生まれた、感情・感覚・疑問・発見を自分なりに解釈して味わいます。

作者がメッセージを込めて作った作品でも受け取り方は十人十色。

おやこ

アートは自分が感じる感覚を楽しむんだね

みんな感じ方はいろいろ・自由

「私にとってどんな作品だったのか」自分の惹かれるもの、苦手なもの、好みを知る手がかりにもなります。

気づき電球画像

まっさらな気持ちで見た後、作者のメッセージを確認すると、自分には無い新しい視点や価値観が得られます。

未知の領域と出会う体験ができる、それもアートのおもしろさ!

見るひとが感じること、気づきの活動までが、作品と考えるアーティストも多くいます。

作品から得たメッセージを、日常の生活に活かして行くことがアートの役割ともいえます。

imako

専門家の解説も、感じ方・捉え方の一例ということです

  1. 作品のありのままを感じる
  2. 作品を見た時に自分の中で感じた、感情・感覚に意識を向ける
  3. 「私にとってどんな作品だったのか」を考える
  4. アーティストの表現したかったことを想像してみる
  5. 最後にアーティストのメッセージを見て新たな視点と価値観を体験する
  6. 普段の生活に活かしたいポイントを考える

もう少し踏み込んで作品の鑑賞方法について知りたい方は下記の記事も合わせて読むと、更に楽しみが広がります!

【美術鑑賞のコツ】子どもとアート鑑賞を楽しむ方法を初心者向けに簡単解説! おやこ 専門的な知識は無いけど有名な絵画や現代アートに触れてみたい! この記事では 美術作品の何を見ていいのか分から...

子連れ美術館のまわり方・楽しみ方

美術館のまわり方は基本的に自由

美術館の楽しみ方まわり方は基本的に自由見出し画像
自由の女神カエル画像

混雑時には、順路が設定されていることもありますが、設定がない場合は基本的に自由。

imako

好き嫌い、有名無名、無し問わず

常にまっさらな気持ちで作品に向き合えると

自分の感覚を楽しみやすいです

わからないから知りたい、好奇心をそそられるのもアート鑑賞の醍醐味!

おやこで感じたことを伝え違いを楽しむ

おやこ:感じる・聞く・伝える・違いを知るイラスト画像

誰かと一緒に行く楽しみの一つは、その作品について感じたことを言葉にして伝え合うこと。

同じ作品を通して感じ方の違いや、自分にはなかった視点に気づける。

imako

自分の思いを感じること・伝えることは

相手の話を聞くこと、意見の違いを認めるトレーニングになります

自分にはない他者の感覚を知り、新たな価値観との出会いを楽しんでください。

展示室に持って行くと便利な持ち物

美術館展示室あったら良い持ち物イラスト画像
  1. バインダー(鉛筆とメモの使用をサポート)
  2. ハンカチもしくはティッシュ
  3. グッズを買うなら買い物バック

展示室に持って行った方がいいもの1つ目、作品のメモを取るためにクリップのついたバインダーを持って行くと便利です。

子ども用のワークシートや、作品リストにメモするときに使いやすいです。

鉛筆が挟めるタイプのものは更に便利です。

2つ目はハンカチ。

カエルくしゃみ画像

手拭きとしてだけでなく、静かな展示室でくしゃみや咳が出る時にとても助けられます。

おやこ

子どもが急に鼻水出したりすることがあります

3つ目は買い物バック。

imako

大きい展覧会では展示室最後にグッズ販売していることもあり、ロッカーから距離がある時には買い物バッグがある便利

親子でアート鑑賞するメリット・効果

アート鑑賞は自分はどう感じたか、ありのままの自分の感覚をあじわう。

カエルマインドフルネス画像

自分の中で生まれた感覚に目を向けることは、心身の健康に良いと言われる、マインドフルネスに似ています。

アート鑑賞で育まれるいろんな力

聞く力・伝える力・表現力・創造性・客観的な視点・共感力・観察力・柔軟性・コミュニケーション力・五感を使う力 テキスト画像

一人一人の思い・考え方・感じ方に違いがある事に触れる機会になり、客観的・冷静な視点や柔軟性につながります。

自分の感情を客観的に受け止めることは、自己肯定にもつながります。

オンラインの利用で個人活動が増え、実体験と共同の機会が減っている現代は、誰かと同じ空間で感覚を共有する機会は貴重です。

教養が身につく(よりよく豊かに生きるための知識)

ミロ風カエルヴィーナス 画像

アートは歴史や科学とのつながりが深く、アートに触れることで基礎学習に向かう意欲も刺激されます。

アートは言葉を超えた昔・現代・未来、文化をつなぐコミュニケーションツールです。

作品を通して、時間や空間を越えて体験を共有することもできます。

多様化する社会を担っていく子ども達にはより大切な知識になるといえます。

上記は育まれる感覚の一部で、まだまだ多くの力が余暇を楽しみながら育めます。 

子どもだけでなく親の感じる力も磨かれる

対話画像

自分が感じたことの共有は、親子でのコミュニケーションを高めることにつながります。

普段の会話では見えなかった子どもの一面を知る機会にも。

imako

親にとっては、我が子を客観的にみるトレーニングになり、個人的にとても貴重な機会になっています

  • 感じる力・表現力・客観的な視点など多くの感性と力を育める
  • おやこでもそれぞれの感じ方がある事に向き合える
  • 親も教養を高め感性を磨ける
  • 余暇を楽しみながら学べて時間も金銭的にもコスパがよい

子どもと一緒に楽しむ美術館のコツ

子どもが途中で飽きてしまわないか心配

飽きた子供のイラスト

馴染みがないものや情報がないものに、関心を持つことは大人でも難しいです。

好きになるにも、まず知らないことには始まりません。

アートを楽しむためにも事前の準備があると、子どもは関心を持ちやすいです。

休憩をとって余裕のあるスケジュールを組もう

一服・休憩・おやつイラスト

美術館に着いて展示室に行く前に、休憩を入れて小腹や喉の渇きを癒す!

このひと手間で鑑賞するときの子供の集中時間が大きく変わります。

imako

一服や休憩を取らずに鑑賞を始めると集中できず、すぐ飽きてしまうこともしばしばありました。

美術館を楽しむには休憩も重要!!

見にいく展覧会や美術館に関する情報を本や動画で得る

事前に少しでも情報に触れていると、子供の関心度合いが全然違います!

  • 事前の知識があると楽しみ方の幅が広がる
  • 受け身な学びが、能動的な学びになる!

子供向けの美術本を読んだり、大きい展覧会の場合はプローモーション動画(YouTubeなど)があるのでこどもと一緒にみておく。

imako

知っている作品を生で見ると子供はテンション爆上がりです

【美と芸術って、なに?】の本は、『感じること』について子供にもわかるようにイラストと分かりやすい例をを用いて説明してくれるます。

4歳の子どもにも読んであげると、『みんなそれぞれ、思うことちがうんだね。じゆう』と、子どもなりに感じ方に正解は無いことが分かったようです。

【小学館図解NEO:図解初めての絵画】は初心者の大人が読んでも絵画を見るポイントが分かり、絵を見る楽しみ方が広がってかなりおすすめです!

作品を一点ずつこんなにも丁寧に比較したり絵について教わる機会はないのと、約360点の名画か掲載されて、2,700円(税込2,970円)はお得です!

絵の年表までついていて、日本と世界の動きまで掲載されているので、作品の歴史的背景を簡単に知るのに便利。

美術館についてや、画材についてなどの情報まで盛りだくさんです。

imako

買っててよかった親子でアートを楽しめるイチオシの本です

日常で少しずつアートに触れていると関心が高まる

おやこ

子どもがマナーを守って鑑賞できても、飽きてしまわないか、無理やりにならないか心配

初めのうちは、美術館や博物館の雰囲気や作品に触れることに慣れる感覚でした。

展示場に入らなくても、美術館の外に作品が展示されていたり公園などにあるアートを楽しんでいました。

中之島美術館 外で見られる作品:シップスキャット
imako

百貨店や駅・市役所など無料で企画展をしていることもあります

そんな時に少し覗いてみるのもおすすめ!

日頃から身近にある作品の感想を聞いてみたりして作品に触れるのも楽しいです。

子どもの作品展や絵本展は初めての美術館におすすめ

児童画展作品

子どもの作品が展示された「こども二科展」などの展覧会は、色使いやモデルに関心を持ちやすいです。

子連れの美術館が初めてでも、気兼ねなく鑑賞できます。

子ども向け展覧会に慣れたら、一般向けのインスタレーション(空間全体を体験・体感する作品)や、色鮮やかな作品のある展覧会に行っていました。

imako

絵本展のような体験型の展示なども増えているので

子どもの興味に合わせて美術館に出かけても大人も案外楽しめます

大人も感動!いろんな感覚を刺激する作品を楽しもう

ページをめくる感覚まで楽しめる作品

さまざまな感覚を刺激する作品も増えて、楽しみの幅も広くなっています。

  • 大きな本のようなページをめくる作品
  • 壁を押したり、紐をひっぱったりする感覚を味わう作品
  • 光の反射を感じる作品
  • 音と動きを感じる作品
  • 空間を感じる作品
  • 香りを感じる作品
チームラボ デジタルインスタレーション作品
チームラボの作品も空間の没入感を味わえるインスタレーションアート
imako

自分の書いた絵を投映させたり、はじめての体験は大人も子どもも一緒に楽しめる

それでも、飽きてきちゃったら、無理せず速やかに退出。

小さな子どもは集中力も続かないので、興味のありそうなものだけさっとみて、飽きたらすぐに休憩していました。

imako

我が子も2回ほど駆け抜けるように終わった展覧会もありましたが、今では興味のあるポスターを見つけると自分からお誘いしてくれます

美術館デビューの目安は?

おやこ

みんなが行けるのは分かったけど、どれくらいから一般の展覧会を楽しめる?目安は?

imako

抱っこか手を繋いで、機嫌よく作品が見られるようになってからデビューしました

実際のところ、何人で誰と行くかなど状況によって違いはあります。

子どもと二人で見に行く目安は、抱っこもしくは手を繋いで一定時間見られるようになってから行きました。

一定時間見られるようになると、大人も子供も楽しむ余裕がでてきます。

途中で休憩できる場所がある展覧会だと、何回かに分けて見ることもできます。

※子どもと親が無理なく楽しめることができればいつでもはじめどき

ミュージアムショップを楽しもう

ミュージアムショップにはセンスのいいおもしろいものがたくさんある

ミュージアムショップ 子ども向け商品
おやこ

子ども向けのアイテムがあると子どもの興味も深まりそう

名画とキャラクターがコラボしたり、名画を説明した絵本もあります。

ピカソのモデルになった女性たちの写真と絵を結ぶクイズがあったり、大人が見ても面白い内容になっています。

imako

子ども向けの本は分かりやすくて、大人も更に理解が深まるのでおすすめ

展覧会グッズだけではなく、作家さんが作った素敵なアクセサリーや日用品雑貨があるショップも

最近のミュージアムショップはおしゃれに敏感な方も満足できる内容です!ぜひ覗いてみてください。

帰ってからもアートを一緒に楽しもう

作品展に行った後には、ミュージアムショップで子どもと私の気に入った絵のポストカードを買って帰ります。

ポストカードの裏に、見に行った日付と感想をメモしてファイリングします。

少しずつですが、自分のお気に入りの作品集になっていき、時間が経って当時の感覚と今の変化を感じられます。

imako

気に入ったカードを季節や気分に合わせて子どもがレイアウトしたり、お家でもアートを楽しめます

子連れ美術館を楽しむ方法まとめ

  1. 美術館はみんなが学び・楽しむ・コミュニケーションの場
  2. 美術館を楽しむ準備をしてみよう
  3. 美術館でのマナーと注意項目を確認しよう
  4. アートに正解も間違いもない・感じるままに味わおう
  5. 新しい視点を楽しもう
  6. 日常の中から少しずつアートを感じて慣れてみよう
  7. ミュージアムショップで帰ってからもアートを楽しもう

良いことたくさん!近所の美術館に行ってみませんか?